Generalist Masters 3 バイタルサインでここまでわかる!第2版
- 徳田 安春:著
- 鎌田 一宏:著/
- 定価:2,800円+税
- 2024年11月25日発売 第2版第1刷 A5 199ページ
- 2010年9月1日発売 第1版第1刷 A5 154ページ X線・CT写真139枚
- ISBN 978-4-904865-73-6 C3047
目 次
- バイタルサインでここまでわかる!第2版の刊行にあたって
- 著者略歴
- Introduction そうだったのか!バイタルサイン+αの21のポイント
- バイタルサインの診かた
- 1 ショック=主要臓器循環障害
- 2 貧血の診かた
- 3 臥位と座位でどのように血圧と脈を測るのか
- 4 ティルトテスト(Tilt test)
- 5 頸静脈を診る
- 6 頸静脈の波形
- 7 頸静脈のどこを測るか
- 8 頸静脈圧(JVP)の測り方
- 9 頸静脈三角
- 10 ショックの評価→Baseline BPに注意!
- 11 悪寒の3分類法
- 12 奇脈について
- 13 閉塞性ショックの3大疾患
- 14 ショックバイタルのまとめ
- 15 AF時の脈格差
- 16 前頸部腫脹
- 17 デルタ心拍数20のルール
- 18 Kussmaul 呼吸では呼気のにおいもチェック
- 19 上腹部痛+頻呼吸
- 20 血管に関係する疾患では四肢の脈拍を触知すべし
- 21 聴診器で骨折を見つける方法
- ここが大事
- 第1章 聞き書き「日野原重明先生,バイタルサインを語る」
- バイタルサインの診かた
- バイタルサインということばの由来
- Tips 1 血圧のしくみ
- Tips 2 体温調節の基礎
- Tips 3 心周期と聴診の関係
- 幅広いバイタルサインの診かたを学ぼう
- オスラー流回診とは
- Tips 4 スクラッチテスト
- Tips 5 呼吸調節の基礎
- 間違いだらけの日本の教科書
- ここが大事
- 第2章 ショックバイタル
- バイタルサインの診かた
- 症例1
- Tips 1 SpO2の測定機器
- 症例2a
- Tips 2 脈拍の増加の定義
- 症例2b
- 症例3
- Tips 3 アナフィラキシーは世界中で増加傾向
- Tips 4 エピペン(自己注射薬)
- 症例4
- Tips 5 敗血症で増加する炎症性サイトカイン
- Tips 6 脱水のみかた
- Tips 7 悪寒の程度と菌血症の有無が有意に関連する
- Tips 8 マクロファージや好中球の機能障害による免疫能低下
- 症例5
- Tips 9 心タンポナーデ患者には、奇脈にて評価すべし
- 症例6
- Tips 10 閉塞性ショックの補助診断として有用なツールがベッドサイド超音波機器
- 症例7
- Tips 11 低血糖では交感神経活動が亢進し,アルファとベータ受容体の両方が刺激される
- Tips 12 アルコール性ケトアシドーシスは,頻脈と頻呼吸以外に,腹痛を呈する
- Tips 13 ショック患者は早期診断が重要
- 症例8a
- Tips 14 僧帽弁狭窄症
- 症例8b
- Tips 15 甲状腺機能亢進症で頻脈性心房細動を呈する患者→心拡大の有無をかならずチェック
- Tips 16 腸管内寄生虫疾患→糞線虫症の合併
- ここが大事
- 第3章 バイタル & ビヨンド
- バイタルサインの診かた
- 症例9a
- Tips 1 超急性期に来院する患者には重症が多く,CRPが未上昇の場合も多い
- 症例9b
- Tips 2 ショックバイタルに陥るような尿路感染症
- 症例10a
- Tips 3 Kussmaul 呼吸が認められるのは必ずしもDKAのみならず
- Tips 4 代謝性アシドーシスは,さまざまな機序が関与している
- 症例10b
- Tips 5 昼間にCheyne-Stokes 呼吸を認めた場合には,予後不良
- 症例11
- Tips 6 上腹部痛患者において頻呼吸(>毎分30 回)を認める場合には,胸腔内疾患などの腹部臓器以外の疾患をまず考慮すべき
- 症例12
- Tips 7 救急患者で意識障害を呈していた場合,SBP:systolic blood pressureに注目
- 症例13
- Tips 8 大量出血を伴う骨盤骨折
- 症例14
- ここが大事
- 第4章 バイタルサイン相談室
- バイタルサインの診かた
- ここが大事
- 第5章 バイタルサインを地域医療に活かす 会津ルール10:“什の掟”
- バイタルサインの診かた
- バイタルサインを地域医療に活かす 会津ルール 什の掟
- Tips 1 会津の什の掟と呼ばれるルール
- 1. バイタルサインの測定順序;まず血圧計を使う!(体温計ではない!!)
- 2. 正しく「血圧」を測定する;マンシェットのサイズは適切か
- 3. 資源のない場所でこそTilt test!
- 4. 脈を触ってリズムがバラバラなら(=絶対的不整脈),血圧計で「脈拍数」を測るのではなく,聴診器で「心拍数」を測る!
- 5. バイタルサイン最重要項目;「呼吸数」を測定せよ!
- 6. 自分の常識を捨てる; 「体温」をみるなら,平熱からの変化を!
- Tips 2 患者さんの内服薬の作用を知ろう(β遮断薬)
- Tips 3 診断(評価)エラーに気をつけよう
- 7. 人(患者さん)は「見た目」が大切!
- 8.「意識(レベル)!」を意識せよ.
- 9.「体重」は貴重な情報!多職種で共有し合おう!
- Tips 4 両側下腿浮腫を評価しよう
- 10. ルール最後の大呪文; バイタルサインは組み合わせ『NEWS 2スコア』
- Tips 5 ショック=主要臓器障害の主な症候―皮膚・顔面
- ここが大事
- さらに学びたい人のための参考文献
- 索引