ホスピタリストが教える 病棟教育スキル―すべての医師が知っておきたい教え方
- 徳田安春:監訳
- 定価:3,000円+税
- 2019年10月1日 刊行 136ページ
- ISBN978-4-904865-46-0
目次
- 序文
- 著者紹介
- 監訳のことば
- 翻訳者一覧
- 1.医学教育の現状
- ・病棟指導医を取り巻くかつてない困難な状況
- ・時間的制約の出現
- ・縮小化するベッドサイド教育
- ・研修医の業務時間制限の影響
- ・新たな時代に求められるガイドライン
- 2.なぜ指導医が学ぶのか?
- ・自分の仕事を愛するということ
- ・常に学び続けること
- ・学習者に対して興味を持て
- ・自身の進歩をモニターする
- ・ユーモアを使うが思慮深く
- 3.チームの構築
- ・上司ではなく,コーチであれ
- ・初日から作るチームのコンセプト
- ・チームを信頼すること
- ・競争力ではなく,協調性を推奨する
- ・チームに他の専門職も含める
- 4.安心感のある支援環境
- ・失敗を安心に変える
- ・24時間・週7日いつでも連絡が取れること
- ・自分の失敗を認めること
- ・異論反論を歓迎する
- ・基準を設定する
- 5.ベッドサイドとその向こう側
- ・ベッドサイド教育を最高なものにする
- ・患者中心の教育
- ・回診前にカルテレビューを行う
- ・虚ろな表情を探す
- ・学習者一人ひとりに注意を払う
- 6.思考について考える
- ・適度な不安を作り出す
- ・「もしそうであるならば」という問いを与える
- ・ソクラテス式問答法をしてみよう
- ・再考する習慣を教え込む
- ・事実ではなく考え方を強調する
- 7.ロールモデル
- ・注意しよう:学習者はあなたを見て,行動する
- ・時間をつぎ込む
- ・冷静を保つ
- ・他の指導医から学ぶ
- ・hidden curriculumに気付く
- 8.聖なる癒しの振る舞い
- ・患者に耳を傾ける
- ・共感と尊敬を表する
- ・できるだけ早期に離床を促す
- ・病室から立ち去るときに気づくべきこと
- ・退院後のケアの調整
- 9.すべてをまとめよう
- ・最も大切のおさらい:チームのメンバーとの関係
- ・自分の教育法を見直そう
- ・自分をチームリーダーではなくチームのメンバーとして位置づける
- ・信頼するが検証は怠らない
- ・医学への溢れる熱意を持って
- 付録:12人の指導医
- REFERENCES
- INDEX